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ノートと万年筆

中学生の古文・漢文の学習の意義

11 minutes ago
2 min read

中学生が国語の教科書で古典を学ぶ時期です。定期テストにももちろん出ます。

中1:いろはうた、竹取物語

中2:平家物語、徒然草、漢詩

中3:万葉集・古今和歌集・新古今和歌集、奥の細道


この時期は塾生からこんなぼやきが飛んできます。

「帰国子女入試では古典が出題されない学校も多いし、数百年前に書かれた文章をわざわざ学ぶ意味って何ですか!?こんなの学んでも将来絶対に役立たないですよね!!??なんで古典の勉強しなくちゃいけないんですか!!!???」



確かに気持ちはわかります苦笑


ただ、古典を学ぶ意義は2つあると思っています。

1、1000年を超える文化を持つこと自体が非常にレアケースのため、その継承

2、1000年前の人の営みを読むことで、人間や社会への理解度が一段深まる(社会構造が全く異なるため、現代文学だけで人間や社会への理解度を古典同様に深めるのは難しいと思っています)



特に「2」が大切ではないかと思います。


万葉集の和歌を聴いて、「1000年前の人の恋愛感情は現代と変わらないものだ」と感じたり、枕草子をよんで「かわいらしいもの=小さいもの」という価値観も分かる部分が多いと共感できたりします。1000年の繋がりの確かさというのでしょうか、連綿と受け継がれた人の営みを感じることが出来るのは古典ならではだと感じます(歴史はそこまで現代の自分とつながりを感じないのが不思議ですね・・・)。


また、現代の考え方とずいぶん異なるものだと感じるものもあります。

源氏物語の、若紫に執心して引き取ってしまう光源氏の行為は「犯罪者予備軍じゃないか」という印象を抱きますし、枕草子のとりどころなきもの(とりえがないもの)で「容貌(かたち)にくさげに、心あしき人」と「顔も性格も悪い人は取り柄がない」とルッキズムの代表のようなことを言っています。現代ならば炎上必至です。



時代を超えた人間の感性や考え、当時の文化や社会を背景にする古典を学ぶことは、生徒の心と頭の栄養になるはずです。まあ、定期テスト古典は暗記が99%なので、生徒の言い分もわかるのですが・・・それでも古典好きの私・横洲(よこす)は、海外子女だからこそサナルの塾生たちには日本古典文学にきちんと触れて、せめて中学校・高校で学ぶ古典ぐらいは意味がわかるようになってくれればと願っています。日本古典文学推奨派なので、漢文をやる意味はいまだによく分からないのですが苦笑



佐鳴予備校バンコク校 塾長 横洲(よこす) 

 
 
 

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