本日、7月6日に実施した日能研全国公開模試の結果が出ました。
サナルバンコク校の中学受験では、国語と算数の授業時間比率を1:3にしており「算数は授業時間数が多ければ多いほど学力が伸び、国語は授業時間数に関わらず、普段生活している際にいかに頭の中が動いており、状況をイメージできるかが重要である」というスタンスをとっております。
そのため、小5や小6は週3日の通塾ですが算数は週3、国語は週1の時間数です。
「国語こそ重要」とアプローチする塾がそれなりに多い中、あえて断言します。国語は、授業時間数を増やしただけで伸びる科目ではなく、あくまで授業の中で「考え方(問題を解くためのアプローチ方法)」や「国語の文章を読み解くおもしろさ」を学ぶのであり、それら学んだことを自宅で読解問題を解く中で、もしくは普段の生活の中で頭を動かして実践し定着させる科目です。もちろん国語はとても重要です。しかし授業時間数と国語の学力は比例するものではありません。
ちなみに算数の学習方法として95%以上の生徒に当てはまるものは
1、自分のレベルに合った問題を解く
2、苦戦した or 分からない問題が出る
3、解説を読む
4、3でも分からなければ誰かに質問する
5、後日同じ問題が自力で解けるようになっているかもう1回解く
6、類題を解く
という流れです。
この6つの流れで学習するため、授業でも自宅学習でも流れがほとんど変わりません。
その上で授業中は教師が選定した問題を解くので、1・2になりやすく、3・4の解説は教師が目の前でやってくれます。そして生徒の定着度合いが悪ければ、6の類題をその場で出題し理解を促し、次の授業で定着したか5の同じ問題をもう1度やってみるという流れで授業が行われます(少なくとも、サナルではこの流れを組みます)
そのため「算数は授業時間数が多ければ多いほど学力が伸び、国語は授業時間数が多いだけで伸びる科目ではない」と断言します。
さて、前置きが長くなりました。
題名にある通りの日能研全国公開模試の7月号の結果が出ました。
小学6年生中学受験科集団授業のバンコク校の塾生結果にて、算数の偏差値が50を下回っている生徒が0名でした。
日本人学校生もインター生もおり、算数がかなり苦手だった生徒もいます。飛び級している実は小学5年生だが6年クラスに混じっている生徒もいます。
それにもかかわらず、算数偏差値で50を下回っている生徒がいません。
ビックリしました。全国の中学受験をしている優秀な小学6年生の中で、全員が偏差値51以上です(おそらく、高校受験の偏差値に当てはめるなら全員偏差値60以上だったということになります)。
算数を担当している冨岡の指導は本当に素晴らしいのだと、改めて数字で実感させてくれました。
今日も小学6年生中学受験科の算数基礎じっくりクラスの生徒がやってきます。
この結果にあぐらをかくのではなく、さらなる塾生たちの成長と受験の成功のために邁進してまいります。
ついでに、インターナショナルスクールに通っている生徒がいようが、国語も全員50を超えられるよう私もさらに精進してまいります・・・
佐鳴予備校バンコク校 塾長 横洲(よこす)
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