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2023年5月20日 国語を伸ばすために必要な能力とは

中学受験、高校受験、大学受験と国語の指導をしてきて20年目になりました。

今年42歳になるので、人生の約半分を教師として過ごしてきたと思うと感慨深いですね。


さて、20年目になるにあたって「国語が苦手な生徒に欠けている能力」と「その能力の伸ばし方」をまとめてみます。

※「漢字・語彙力」は除外します



あくまで横洲流の考えなので「正解」ではありません。しかし、国語をある程度のレベルにまで引き上げるのに欠けていることが多い能力です(国語が苦手な人が、この能力を伸ばせば変わる可能性が高いものです)。



▼必要な能力

1、文章を読みながら頭でイメージできること


2、普段の生活の中で相手の様子を推測していること(今日は何だかお母さんの機嫌が悪いから、ゲームはやめておこうかな、等で充分です)


3、文章を読みながら他のことを考えないこと


4、なるべくスピーディに文章が読めること


5、選択問題・抜き出し問題の解き方が「問いに対して、まず頭の中で自分なりの答えを作っている」こと



以上5点が国語が苦手な生徒を引き上げるのに使う能力です。

1、3、4に有効なのが「読書」です。

2に有効なのが「保護者の方とのコミュニケーションの取り方」です(単語で会話しないなど)。

5に有効なのが「間違えた問題の解き直しをする際に、なぜ間違えたのかの論拠を考えること」です。


ということで、私が国語の授業で実践していることは、

・どの能力が欠けているか発見

・その能力をどうやって伸ばすか指南(例:1は読書ができない生徒が多いため、読書以外の方法をアドバイスすることが多いです)

・5番の解き方を徹底して教えること


ということだけです。

それでもこの実践をきちんと行うと、国語が苦手な生徒もすんなり高校受験偏差値60まではいきます(中学受験なら四谷大塚偏差値で50、大学受験なら旺文社私立偏差値で55)



読書をしていても2・5が欠けている場合に国語が伸びにくくなりがちです。読書を多くしているのに国語の得点が伸びないという生徒は問題演習をする際に「5」を心がけることをお勧めします。また、本について自分とギャップがある主人公を選ぶもの有効です(お気に入りの本だけではなく、自分が男なら女が主人公のものを選んだり、外国文学を読んでみたりするのが良い)。



ものすごく端的ではありますが、以上が国語を伸ばすために「下地となる能力」です。

テクニックで記号選択はなんとかなってしまいますが、その他の問題で失点が多くなり国語が低空飛行しがちです。



ちなみに上記の能力について保護者の方が意識する年齢は「小学4年生」からです。

小学3年生までの国語力は、生まれ持った性質で決まります。できる子はできますし、できない子はできません。空気を読むタイプの繊細な子は幼い頃に国語ができやすいですし、自由奔放わがままボーイ&ガールは国語が苦手になりやすいです。その性質に幼い頃から修正をかけるのは並大抵ではない努力が必要になることは言うまでもなく、また親子揃ってお互いに多くのストレスを生みがちです。この時期の成長にストレスは最悪ですので、なるべく避けてほしいと願います。




今日も中学受験科の生徒が国語の授業を受けにやってきます。

塾生の成長のために、全力で邁進中です。




佐鳴予備校バンコク校 塾長 横洲(よこす)

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