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成長していく受験生、成長していかない受験生 part2

2019年バンコク日本人学校の第2回定期テストが終わり、個人成績表も出ました。

中3受験生、内申点が必要な10名は無事成功してくれました。

 

さて、成長していく受験生、成長していかない受験生についてpart2です。

 

前回part1にて書いたのは、

1、やり散らかしに入ってしまう生徒

2、一意専心出来ず、常に不安がよぎってしまう生徒

3、あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ症候群の生徒

4、難問の解説を見ず、ずっと考えている生徒

 

など、問題への取り組み方や心構えについてでした。

 

 

 

過去15年間で約10000名ぐらいの生徒を見てきたうえで、今回は勉強の「事前準備」について、成長していかない生徒の特徴をピックアップしていこうと思います。

 

・前提が

「全員が頑張って努力している」

にもかかわらず

「伸びる生徒と伸び悩む生徒に分かれる」

 

 

▼成長しない生徒の事前準備

1、模試や過去問によって方向性の修正が必要にもかからわず、テキストを終わらせるなどのざっくりとした計画になっている

2、苦手科目は分かっているが、深堀り出来ていない

3、明らかに勉強に気持ちが向いていないが、親の目があるため勉強している

4、暗記系の英単語・社会の語句・漢字などを机に座ってしっかり学習しようとしている

5、解くスピードを意識しない

6、塾の課題で手一杯になっている

 

 

 

◎1について

模試を受けたり、過去問を解いたりする中で常に方向性の修正が必要なのにもかかわらず、ざっくりと「いつまでにテキストを何周する」などの計画で勉強している生徒がいます。すでに入試まで150日ないので、ざっくり計画では苦手単元を克服できるかが「能力・要領」に依存してしまいます。

 

模試・過去問演習などで日々の学習の修正をかけ、自分なりに「今週は何を出来るようにする」という「週間計画」を立てていくことをオススメします。

 

 

 

◎2について

「理科が苦手」「国語が苦手」「数学が苦手」「英語が苦手」など、科目の苦手意識は誰しもが持っていると思います(わたしは理科がトコトン苦手でした)。

そして、それが分かっているにもかかわらず「その科目の勉強量を増やす」というあいまいな学習方法を取ってしまう生徒が少なくありません。

 

深掘りが必要です。

 

具体的に「何が苦手の理由なのか」を考え、その対策を取ることが必要です

(例)

理科

・語句を覚えきっていないから、生物・地学分野で失点が多い

・水圧の考え方が根本的に分かっていないから、その単元が出たら失点が多い

・天気の分野が定期テストに出題されなかったため、あまり勉強していなかったから失点が多い

 

国語

・語彙力がないから評論系の失点が多い

・心情把握が苦手だから小説随筆系の失点が多い

・漢字で失点している

・長い抜き出しでの失点が多い

・論述する力がなく、作文に時間がかかっている

 

数学

・関数は出来るが、関数の中に「〇角形」が出てくると失点が多い

・空間図形で「切断」した問題が苦手

・点P/Qが出てくると、頭の中でP/Qを動かすことが出来ない

・方程式の典型じゃない問題が解けない

・計算ミスがある

 

英語

・長文は読めるが、英作文で失点している

・長文を読むのが遅い

・対話文は読めるが、論説系の長文が苦手

・単語力が足りていないので、長文が読めないことがある

・文法力がなく、大問1の文法系問題で失点している

 

 

など深堀りが出来る生徒はそれだけで成績が上がりやすいです。

ただ、深掘りした単元が出来るようになる方法は、人によって異なります。

 

また深掘りの計画を立てても、それはあくまで「仮説」であって「答え」ではないと思いましょう。①で書いたように、模試や過去問演習ごとに計画と仮説をアップデートしていくことをオススメします。

 

 

―余談—

99%伸びない生徒の特徴のひとつは

 

「何やったらいいですか?」

 

をよく聞きに来る生徒です。

 

自分がやっていることが正しいと安心したいだけなら何回聞きに来てもいいですし、深掘りした結果「これだけよく分からないから具体的に相談」しに来るならば問題ありません。

 

ただ「何したらいいかよく分からない(勉強はしているが、優先順位を知りたい)」とよく聞いてくる生徒は伸びません。

 

学力向上の道は「仮説→実行→新仮説→実行」の繰り返しですから、「何をやるかの答え(そんなものないのに)」を聞きに来る生徒は伸びにくいんだと思います。

 

―余談終了—

 

 

 

◎3について

勉強に気持ちが乗らないなら、「明日頑張るためのリフレッシュに積極的になる」という前向きな休憩時間が必要です。長い道のりでも毎日ストイックに頑張れる生徒はイイですが、そうでない生徒の方が多いので、リフレッシュするための時間を積極的に持つことは非常に大切だと考えています(バンコクのサナル生には、土曜日か日曜日の午前か昼か夕方のどれか4時間ぐらいを、積極的に外に出て誰かとショッピングしたりカラオケ行ったりと、リフレッシュに使えと助言しています)。

 

前向きに取り組むと定着率が高いのは間違いないですよね。

 

「母の目」を気にして、「そういうリフレッシュ時間を持つこと=悪いこと」と考える生徒も少なくありません。その精神状態になると、伸びない場合が多いです。

理想は塾に来ること自体が仲間や私たち教師に会えるリフレッシュ時間になることです。「サナルに来れば元気になる」という言葉をもらえると、とても嬉しいものです。あぁ、この生徒はうまくいきやすいな、と感じます。

 

リフレッシュ時間を積極的に作ることをオススメします。

※目と脳を使う「スマホ系」「ゲーム系」「テレビ系」は全くリフレッシュになりませんので、やめましょう。また、その時間を持つのさえもったいないと感じるほど勉強しなきゃモードに入っているならば、無理に作る必要もないです

 

 

―余談2—

「勉強をしなければならない、かわいそうな自分」

と思っている悲劇のヒロインタイプは、残念ながらOUTです。これは勉強だけではなく、どんな分野においても成功はないでしょう。まず「自分の成長のために努力すること」を悲劇だと思っている時点でOUTです。ドキッとした人は、変わりましょうね。

―余談2終了—

 

 

 

◎4.5.6について

4は、すきま時間や寝る前、起きた後、学校バスの中など、様々な勉強しにくい環境でもできるものなので、ササっとその時間を充当するとよいです。

 

 

5について

本番はタイムプレッシャーがあるのに、練習ではタイムプレッシャーを意識しないというのは、特に数学と英語と国語においては致命的になる可能性もあります。「スピーディかつ正確」を意識して勉強することをオススメします。

 

 

6について

塾の教師に相談しましょう。塾の課題で手一杯になっていたら受験なんてうまくいくはずなしです。塾の宿題は「全体への課題」であって、「あなた個人のための課題」ではないことが多いです。「自分はこれが苦手で、この時間が取りたいが、どうしても宿題が多すぎて手が回らない」などと、何かを免除してもらうなど相談するべきです。自分で仮説を立て、何を優先するべきかを考えて勉強するのが良いです。

 

 

 

気づけば長いブログを書いてしまいました。

 

今日もサナルバンコク校に中3受験生がやってきます。彼らの成長・成功に向けて全力で邁進してまいります。

 

 

 

佐鳴予備校 バンコク校 塾長 横洲(よこす)

 

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