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海外子女・帰国子女 バンコクで高校受験 第1弾

今日から不定期ではありますが、バンコクの海外子女・帰国子女が日本の高校を受験するにあたって、知っておいたら良いと思うことを書いていこうと思います。

対象はバンコクに来たばかり、もしくはこれからバンコクに行く予定のご家庭のための内容です。バンコクに長く滞在、もしくはすでに塾に通って情報をお持ちの方にとっては「あたりまえ!」という内容を多く含みますので、悪しからず。

▼第1弾 バンコクで高校受験を迎えるときに、最初に考えるべきこと

1、高校受験に内申点を使うか使わないか

2、高校受験科目数

3、中学途中編入試験をやる可能性はあるか

「内申点を使わない」と決めたら、実技科目の課題や学習について「内申点を取るために、評価Aをもらうために、感想を欄外まで書く・米粒みたいな字で何度も書く・レポートにたくさんの色を使って見やすくする」などのハッキリ言って無駄な努力をしなくてよいわけです。出さなくてもよいわけではないですよ、レポートは大切ですから。でも、内容を深く突き詰めるレポートをつくるのではなく、評価Aを取るための無駄な努力が不要になるいうことです。

その時間を、受験のための学習や、読書など有意義に使うことができます。

※個人の見解です※

中学校の内申点のつけ方において「提出物の細やかさ」を評価する先生について、あれは私たちより上の世代までを教育する面において通用した評価基準だと思います。おいおい先生、この時代に言われたことをきく真面目なサラリーマンでも作りたいのかい?と思っています。もちろん内申を受験で使う・使わない関係なく「取りたい」と思う人は取ればいいわけです。ただ「指示を聞いて頑張ることが是である」という評価基準はすでに正しくないと思います

「内申点を使う」と決めた場合、定期テストや提出物の学習に加えて、受験勉強を同時並行でやる必要が出てきます(中2から「同時並行しているという意識を持つこと」がベストだと思います)。どちらかに偏ることなく、両方を定着させていくように勉強します。

「3科目受験」と決めた場合、理社を定期テスト勉強だけで済ませるようにできます。これは先程と違って無駄な努力ではないので、定期テストでの学習はしっかり行って高得点をとる必要があります(中学校レベルの理社は「一般常識」であり、高校の学びの基礎になりますから)。

ただ、理社受験レベルの学習をする必要がないため、英語や数学など時間がかかる科目に時間をかけることが出来るようになります。

また、全国偏差値72を超える難関私立高校は、ほぼ3科目になりますが非常に問題が難しい(英語や国語は中堅私立大学入試並みが多い)ため、難関私立高校を目指すのであれば中2の段階で受験を決断し、中2から受験勉強を開始する必要があります(天才は除く)

「5科目受験」と決めた場合は内申点を使う場合が多いため、まずは「内申点をしっかり取るリズムづくり」が大切になります。

定期テストは当然として、提出物や実技などを頑張る流れを中1の頭から作っていきます。中3になって急に頑張ってからすぐに内申点が上がるほど、バンコクは甘くないです。その体制が整えながら、数学と英語を受験レベルに引き上げます。やり方は何でも良いですが、とにかく引き上げます。

「編入試験」を受験する可能性がある場合、空きがあるかどうか、そして編集試験を受ける学校の範囲を事前に知っておく必要があります。そして、学校ごと範囲が異なります。

(例:中2の7月に編入試験を受け、9月から入学をする場合)

・渋谷教育学園渋谷は中2の夏の段階で、中3数学がほぼ全部出ます

・富士見は中2の1学期中間テストが範囲になります

・お茶の水女子は空きがあれば受験出来ますが、ほとんど空きません

・桐蔭学園は該当学年の範囲まででテストを作成してくれます

そのため、学校ごと直接問い合わせをして準備をする必要があります。どの学校に問い合わせるかは塾に相談する案件かもしれませんが、決まってからは保護者が直接個別問い合わせをしていく必要があります。1年以上前だと空きが出るか分かりませんし、空きが出て編入試験を行うと確定する時期も学校によって異なります。

第2弾はバンコクにいながらにして受験できる学校について、偏差値・学校の特色。寮があるないなどをまとめていこうと思います。

佐鳴予備校 バンコク校 塾長 横洲

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