バンコク日本人学校の定期テストで高得点をとる学習の作法とは

前回は数学にスポットを当てて学習の作法を書きました。

 

今回は「定期テスト」が近づいて頑張っている塾生が多くいますので、目標の得点を取れる生徒とそうでない生徒の学習法の違いについてまとめてみようと思います。

 

 

[以下、かなり長い余談です。学習法の違いについては、2スクロールぐらい飛ばしてください]

 

 

優秀な生徒が多く、部活がない分勉強時間を長くとることができるバンコク日本人学校でさえ、中1の第1回・2回を除いて、450点以上を取る生徒は学年に10名弱になってきます(多分定期テストの得点がそのぐらいになるよう、各学年で問題レベルを調整しています)。

 

1、ミスが極端にすくない

2、全体を網羅した勉強をする

3、数学・英語は安定して95点ぐらい取れる

 

毎回450点以上を取る生徒には、この三条件が必要になります。

※理社は急に難しくなるときがあります。そのため、理社国で毎回95点ぐらい取れるというのは非現実的です。例えば2018年度の中1の2月定期テスト理科は急に難しくなりました。国語は先生の記述の〇×の基準が変わるので、95点を当てにしないほうがよい科目です。

 

 

「数学だって英語だって、急に難しくなるときあるじゃん!!」

 

 

という声が聞こえてきそうですが、数学・英語が安定して95点ぐらい取れる生徒には、多少難しくなったとしても普通のテストとたいして変わりがありません。難しいというレベルを超越しています。

 

 

だから、450点を毎回とる生徒は学年で10名弱に絞られてくるのです。

この1・2・3が果たせるかどうかで、450点を目標にするかどうかが決まります。

 

 

「それはなかなか難しいぞ・・・」

 

 

と思うならば430点を目標に掲げます。430点でも内申点5教科25点満点中、23点が取れます。

 

 

[さらに余談が続きます・・・本題を読みたい方は飛ばしてください]

 

 

愛知県で140ぐらいの中学校の問題を分析し、実際に塾生を指導してきましたが、その中でも450点を取りにくい学校トップ5にバンコク日本人学校は入りそうです。

 

▼2017年

・中3数学がダントツで難しかったです11月の定期テストは先生の手心が加わったか、やや易しくなっていましたが

・中3理科も変わった問題(「なぜ立って実験をしなければならないか」記述する等)が多かったので得点が取りにくかったです。

 

▼2018年

・中3数学が難しかったです。バンコク赴任前は高校の数学の先生だったので、いきなりたすきがけを使った因数分解を出題してきたのには驚きました。

・中1理科は2月が急激に難しくなりました(根本理解していれば大丈夫でしたが)

・中1社会は一貫して難しかったですね

 

▼2019年(まだ定期テスト3日前なので確実ではないですが)

・中2の社会が難しいのは間違いないです(昨年度と同じ先生なので)。

 

・中3社会も取りにくくなりそうです。「漢字やひらがなのトメ・ハネ・ハライで減点する」と公言しています。これ、非常に悲しいです。思考力をつけさせる昨今の教育の方針に逆行することはなはだしい考えですし・・・多分、こんな教育を行う先生が偉そうにしているのは日本だけです。国語の漢字の採点ならまだ理解できますが、社会ですから救えません。「世の中のことを考えるきっかけ」として重要な社会です。それを漢字・ひらがなのトメ・ハネ・ハライで得点をつけると偉そうに言うなんて・・・きっと、その先生は「生徒の教育者」ではなく、「生徒の評価者」でしかないのだろうと思います。わたしは大嫌いです。

 

 

ちなみにたまに生徒から質問がありますので、「文部科学省・文化庁で漢字の方針」として「漢字の骨組みがキチンと書かれていれば、誤りとはしません」と方針が出ています。

 

 

・・・・余談終わり

 

 

さて、本題に戻します。

 

 

☆430点以上を取る生徒

▼1、英語・数学が安定

これ、得意か不得意かではありません。取れるか取れないかです。

例えば数学が苦手な生徒が430点を取るならば、テストに関係ない時期には数学に徹底的に取り組んでいます。この、「英語・数学が90点安定」という状態を作ると、430点以上がグッと近づきます。

 

 

▼2、国語の漢字・語句・文法で失点しない

例えば、漢字はだいたいどの学年も150個から200個くらいの漢字がテスト範囲になります。しかし、そのなかから10点分しか出ません。語句(熟語の読み方など)は5点分が多いです。そのため、あれだけの量を覚えても、たったの15点にしかならない。

その得点について「ある程度とれればOK」にするか、「確実に取れるところまでやるか」で得点が変わります。不思議ですけど、このこだわりを持たない生徒が430点以上をキープできることは、ほとんどありません(学校によってはありますけれど、バンコク日本人学校ではありえません)。 ※いつも言いますが、天才は除きます

 

 

▼3、社会はワークや教科書で「語句」を覚えて50点分だと理解し、その先の勉強をちゃんとやる

「社会は暗記科目でしょ」と刷り込まれてきたからなのでしょうか、語句だけを覚えて「完璧!!」と満足してテストに臨む生徒が毎年必ず出てきますが、それでは現在の定期テストでは50ー60点分ぐらいしか取れません。語句を覚えるのは必須ですが、それは得点をとるための基盤になるだけであり、歴史・地理・公民ではそこからそれぞれの学習方法があります。長くなりすぎるのでまた次回に詳しく書きたいと思いますが、とにかく「語句を覚えて完璧!!」となっていては60点で終わります。

 

 

▼4、理科は「根本理解」をするが、難しいならパターン化でなんとかする

「理科は根本理解」が大切な科目ですが、どうしても根本的に理解できないならば、パターン化で何とかできます。直前まで放っておかず、特に物理の場合は早めのスタートを切るのが大切です。

 

 

▼5、各科目の学習量と普段 and 直前

〇数学・・・普段からの学習必須。テスト直前ではどうにもならない。テスト1週間前からテスト直前までは1日40分ぐらい学習。1週間前になると、数学が「気分転換の科目」になっていれば勝利は近い。

 

〇英語・・・普段からの学習必須。テスト直前では「暗記」の系統問題しか得点が上がらない。「理解」の系統で得点を落とし、結局70点前後になってしまい「430点」は不可能になる。暗記の系統・理解の系統とは何かなど、また次回書きます。

 

〇国語・・・漢字語句は直前にやる。少しずつやっておいてもよいが結構忘れる。文法は普段からの学習必須で直前では難しい。本文読解は、まず傍線部分だけ読んで話が浮かぶ程度に教科書を繰り返し読んでおく。読解力があれば直前に教科書本文の問題を多数解いたら高得点が取れる。

 

〇社会・・・問題を解くための基礎知識は「14日前まで」に頭に入れておく。例えば学校のワークを解きこみ、それでも語句が不安ならば書店で教科書ワークを買ってもう1回やる。そこから、「基礎知識を利用した問題」を解きにかかる。基礎知識がないままに分析問題を解こうとしても無意味。また、上記と同じく語句だけを覚えて完璧になったと思ってもダメ。

 

〇理科・・・物理以外直前にやる。一番得点が取りやすいのではないかと思う。物理は数学と同じなので、普段からの学習が必須。

 

 

 

☆400点が取れない生徒

▼1、英語・数学の勉強がテスト7日前になっても「やばい」と焦っている

英語と数学はテスト勉強を行って仕上げる科目ではないので、直前に焦ってもどうにもなりません。苦手ならば苦手なりに「時間をかけてやっておく」と心を決めて、普段から勉強するしかありません。それにもかかわらず、おそらく「苦手だからやりたくない」と後回しにしてしまっているのではないでしょうか。そういうタイプの人は、誰かコーチについてもらって、日々の進捗を細かくチェックしてもらうとよいと思います。ライザップ方式です。

 

 

▼2、国語の漢字や文法を軽視する

15点分しかないけれども、大量の暗記が必要なものに関して、最初から適当に考えている可能性があります。もしくは塾の課題で与えられないから得点が取れない等、根本的に定期テストの学習方法を間違えている生徒もいます。

私は定期テスト対策に関してけっこう細かく準備し、バンコク日本人学校の各学年漢字テスト・各学年時事問題・語句シリーズ・先生ごとの予想問題も作っていますが、漢字テストの得点が低いからといって、再テストをするわけではありません。なぜなら、その漢字が書けないからと言って、今後の学習に支障が出ないからです。「復習をして、得点を上げよう!!」と考え、行動ができるかどうかが分かれ目になります。

 

 

▼3、理社を「ワークが完璧になって、過去問を数回解いて」テスト勉強が終了したと思っている

バンコク日本人学校の問題はそんなに甘くないです。そして、日本人学校の先生方はよく分かっていますが、過去問と同じ問題は出ません。そのため、結局60点ー70点で得点が止まります。

 

 

▼4、国語の読解問題は「読解力勝負」だと思い込んでいる

一度解説を受けた単元の問題なので「読解力勝負」にはなりません。どれだけ作品を読み込んで理解してきたかの勝負になります。そのため、文章を繰り返し読み、いくつかのパターンの問題をこなしテストに向かうと得点が取りやすいです。このひと手間を加えるかどうかが+10点を作ります。

 

 

▼5、テスト前ラストの土日に学校のワーク1回目を解いている

これはよほど簡単な学校ならOKですが、さすがにバンコク日本人学校では「ワークレベルでテスト全体が作られること」は無いので、もう一歩突っ込んだ学習が必要になります。その知識が入った前提で解く、突っ込んだ問題に時間をかけるラストの土日にワークをやっている・・・うまくいくはずがありません。

ただし、1回で理解しきる天才タイプは学校ワークを最後の最後に残している可能性が高いです。その天才の方法を真似るのはダメです。天才タイプは450点を取ることに苦労はしません。

 

 

長くなりましたのでこのぐらいにしておきます。

加筆があるものですので、また書きます。

 

今日もテスト直前の塾生たちがたくさんやってきます。

全力で邁進してまいります。

 

 

佐鳴予備校 バンコク校 塾長 横洲(よこす)

 

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