正しい学習の作法 -中学1・2年生・数学編-

前回は「集中力を持続させる勉強方法」を紹介しました。

 

 

今回は「正しい学習の作法」について書いていきます。

 

 

中学1・2年の数学編です。

※いつも書きますが、天才(1000人に1人ぐらいいる)は中学生時代に勉強の作法は不要

 

 

★STEP1 苦手科目にマイナスの感情を乗せない

昨日(2019年5月22日)、数学の授業を受けているひとりの女の子でしたが・・・問題を解説しているときに能面顔で聞いていて、途中から意識が飛び、ななめ前方をずっと眺めていました(何度現世に意識を戻すために声をかけたか・・・)。

 

 

しかし次の時間の英語は意気揚々とやっていて、同じ人間とは思えないぐらいの落差。

 

 

こういう生徒に、この15年間(塾教師歴)で結構多く出会ってきました。

特に中学2年生になると苦手な科目がハッキリとしてきて、こういった生徒が増えてきます。

 

 

中学1年生の間に自分と他者の得点比較をさらされ、解けない問題も増え、ハッキリと「苦手科目」を意識し始めます。

 

 

ちなみに中学生の「苦手科目は数学」が第1位です。

(「好きな科目」でも数学が第1位ですので、小学生までの準備がいかに大切か・・・)

 

 

苦手な科目は「やりたくない」というマイナスの気持ちが強くなるので、その科目の勉強時間(もしくは勉強時間そのもの)が減ります。そして苦手が苦手のままになる負のスパイラルに突入します。

 

 

この行動原理、とてもよく分かります。

鉄棒が出来ない子は鉄棒やりたくない(わたし)ですし、歌が下手な子は歌いたくないでしょうし、最初のクリボーで死んでしまう人はスーパーマリオをプレーし続けようとは思わないはずです。

 

 

ですから、

 

 

まず乗り越えなければならない壁の一つとして「苦手科目にマイナスの感情を乗せないこと」が大切になります。

 

苦手と思ってしまうのは仕方ありません。

でも、わざわざ勉強するときに「いやだなー」「やりたくないなー」などのマイナスの感情を乗せるかどうかは別問題です。

 

 

イヤだなーと思いながら練習して、うまくなるものはありません。

サッカーでも、ピアノでも、リコーダーでも、料理でも、英会話でも、なんでもそうです。

 

 

苦手と自覚したら「苦手だから、出来るようにするために、ほかのものより時間をかけよう!」と意識を転換してからがスタートです。

 

 

「でも、思っちゃうんだもん。しょうがないじゃん!!」

 

という人、この意識が変わらなければずっと苦手のまんまですので数学はあきらめるしかなくなります。本当に苦手のままでイイのか、自問自答してください!!!!!!!

数学は高校2年生までは何があってもやらねばなりません(もちろん高校に行く前提)。ずっと苦しいままです。

 

 

どんな名コーチであっても「だって、イヤなんだもん!」というマイナスの感情を出してくる人を、プラスの方向に導くことはできません。

 

 

 

★STEP2 授業やテキストで出来なかった問題を、もう1回やって出来るようにする

 

このSTEPを雑に扱って、テスト前に「連立方程式の文章題が解けません!!」とか「新しい問題ください!!」と言ってくる生徒が案外多いですが、まずは「やりなおし」が最も効率の良い学習になります。

 

 

もう1回やって「分かったことを出来るように」する。

「わかる」と「できる」は別です。

 

みんな面倒くさがりますが、「できる」を作るようにしましょう。この基本なくして成績アップはありえません。

 

 

★STEP3 1ページごと丸つけ。そして丸つけをしながら「解説」を読めるようにする

 

「解説があれば半分以上の問題が分かる」という状況になれば、数学は苦手ではなくなります。

 

勉強の作法を習得しようとしている最初の方は、解説に書いてあることがチンプンカンプンかもしれません。難しい問題ほど解説もチンプンカンプンになることが多いですが、誰かに質問に行ったときに「解説を使って説明してもらう」ことをクセにしましょう。

 

 

そして、STEP2として、もう一回解いてみる。本当に自力で解けるかどうかを試すわけです。

 

 

また、解説を読むのは、1ページごとの丸つけをしているときにしましょう。

分からない問題があるたびに「解説を読んでしまう」という生徒がいますが、これをやって成績が伸びる生徒は、「数学が得意」な生徒だけです。

 

テキストの作りとして、数学は「直前の問題の類題」になっていることが多いため、解説を見ながら解いていると、「〇」になる問題が増えます。しかし、前の問題の解説を読まなかったならば、その問題は「本当は×だった可能性が高い」わけで、その問題を解きなおすことをせず、結局あやふやなままテストに向かう可能性が残ります。

 

 

まとめると

1、1ページごと解く

2、1ページ終わるまで解説を見ない

3、1ページ解き終わったら〇つけをする

4、間違えた問題や手が出なかった問題は「解説を読む」

5解説が分からなかったら、誰かに質問する。ただし、解説を使って説明してもらう。

 ※解説が全くない問題だったら、質問した人のやり方をメモしましょう

6、「4」や「5」の問題に関して、後日もう1回解く(ふせんを使うと、視覚化されて良いです)

 

 

 

★STEP4 スピーディに解けるように訓練する

そのままです。スピーディに正確に解けなければ、数学の得点は上がりません。多くの計算問題を練習しましょう。

 

 

★STEP5 テストのレベルに合った問題に多く触れる

塾で使っているテキストやプリントなどが、「受けるテストのレベルに適しているかどうか」をチェックします。あまりに難しいテキストに時間をかけてもダメですし、易しいテキストに時間をかけても高得点は取れません。自分の目指すレベルに合った問題に多く触れる必要があります。

 

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佐鳴予備校バンコク校ではテキストも2冊使っていますが、バンコク日本人学校の定期テストのレベルを狙って作成しているプリントをたくさん解きます。テキストとプリントのやり直しによって、数学の得点は必ず取れるようになります。

 

 

★NEXT STEP 分からない問題へのアプローチ方法

 

ちょっと応用編です。

STEP1からSTEP5までで、「定期テストの得点は上がる」と思ってください。

 

ここからは、私なりの「見たことがない応用問題・発展問題へのアプローチ方法」を書きます。

 

≪アプローチ  ほうFour≫

1つ目 図や表にしてみる

2つ目 文章問題を分解する(解くために必要なものを筋道立ててみる)

3つ目 知識を組み合わせる(自分の知っている知識の何を使えばよいか考える)

4つ目 与えられた条件を全て使っているか見直す

 

 

問題例を使って説明し始めるとキリがないので書きませんが、この4つをもって冷静に問題を考え直してみます。テストをやっているときは「蟻の目(目の前のことにだけ一生懸命)」で解いていると思いますので、解けないと思ったときに「鷹の目(俯瞰して全体を眺めなおしてみること)」になって見直してみると、ぱっと解けるときがあります。

 

「応用問題はヒラメキ」という言葉がありますが、ヒラメキがある人・ない人いますので、ヒラメキがない人は「分からない問題へのアプローチ方法」を作らねば、特に高校入試にて高得点を取ることは難しくなります。

 

 

 

長くなりましたが、数学の中学1・2年生の勉強の作法でした!

 

今日もバンコク校の塾生の成長に向けて全力で邁進中です。

 

 

佐鳴予備校 バンコク校 塾長 横洲(よこす)

 

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