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小学3年生 秀逸な作文紹介

佐鳴予備校バンコク校には「読書・作文の力」というコースがあります。

きたる2020年教育改革に向けて表現力を高め、そして帰国子女受験としていつ作文を使うか分からないその対策として、もしくはインターナショナルスクールに通っている方の日本語力を高めるためのコースとして、けっこう人気のコースです。

1年半通った小学3年生の作文を添削していて、「日本語の使い方がホントに上手になったなー」と感動させてもらったので、一言一句修正をかけず掲載します。

≪小学3年生の女の子が書いた作文≫

作文テーマ:自分が住んだ国と日本とのちがい

 わたしがバンコクに来てから、もうすぐ二年がたちます。今まですんでいた東京都とここバンコクでは、ちがっているところがたくさんありおどろきました。

 まずさいしょにおどろいたのが、とても暑いということ。わたしは三月の終わりに来たのですが、東京はとても寒かったのですが、バンコクはとても暑かったです。そして雨がふらないことにもおどろきました。ちょうど三月の終わりのころは、「かんき」という雨がふらない季せつのまっただなかで、ずっと晴れの日がつづいていました。

 次に気が付いたのは食べ物についてです。日本では食べたことがなかったガパオライスやトムヤムクン、ソムタムなどからい食べ物がたくさんありました。またぎゃくにカノムノックグラタ―のようなとてもあまい食べ物もあり、とまどいました。

 さいごにびっくりしたのが言葉についてです。日本語とはちがうタイ語という言葉があるのはしっていましたが、実さいにバンコクに来てタイ人がしゃべっているのを聞いたり、道の横やお店のカンバンなどを見てタイの文字を発見し、まったく理かいできないことにおどろきました。

 わたしはタイで生活をしていて、こういった日本ではできないけいけんをし、こまる時もありますが楽しくすごしています。世界には日本とタイいがいにもたくさんの国があります。国と国のちがいを感じることができたことが、わたしにとってとてもよかったと思います。  ≪590字≫

赤を入れる部分は当然残っています。

「おどろいた」が多いこと

「未来に向けた考えを述べていないこと」

など改善したいことはありますが、日本語表現力の向上が見られます。

特に

・「ここバンコク」

・「まずさいしょに」

・「季せつのまっただなか」

・「またぎゃくに」

・「まったくりかいできないことに」

という表現を、小学3年生の生徒が出来ていることに感動しつつ、本日1月30日にもやってくる読書作文の生徒たちの指導に全力で邁進しようと心に決めました。

佐鳴予備校 バンコク校 塾長 横洲(よこす)

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