教育講演会がバンコクのいたるところで開かれているようで、「来ませんか?」といろいろなところから声がかかります(ありがとうございます m_ _m )。
その中のテーマとして最も多いのが、
2020年教育改革
です。
改革というと、「大学入試センター試験が変わるんでしょ?」と浮かぶ方が大半ではないかと思いますが、実際は小学校3年生から大学入試までの「日本の教育システムを大幅改革」することです。
改革の理由は大きく2つです。
■グローバル化に遅れないこと
■機械化、人工知能の発達にともなう、人間に必要とされる仕事の変化
※オックスフォード大学 マイケル A. オズボーン准教授の計算(2015年)では、20年以内に49%の仕事が機械化されると算出されています。
そんなこんなで、何が変わるの?ということですが、端的に書くと以下のように変わります。
(「端的」と言いながら、長いです・・・すみません)
【改革の骨子】
・現在の中3が大学受験をする際に、共通試験をマークシート式ではなく、国語と数学では記述式を出題する
・現在の中2以下の学年が大学受験するときにはどうするか、全く決まっていない
※毎年の変更をかけていく世代で、現在の小5までその変化は続きます = 過去問対策がしづらい
・英語のlistening/readingの2技能試験から、listening/speaking/reading/writingの4技能試験へ
→2024年からは「英語は外部資格・検定を受験資格とする(入試を無くす)」のが骨子ですが、何の資格となるか不明瞭
【英語の資格例】 現在、「立教大学のグローバル方式」で資格があると認ている検定
英検、TOEIC(L/R/W/S)、TOEFL、IB、GTEC、TEAP、CBT、IELTS
→英検がすぐに使えなくなることはないのですが、恒久的な資格となるのか・・・・・・
・現在の小2が小5になったとき(小3が小6になったとき)、英語が小学校で「教科化」される
→CEFR(セファール)という国際的な言語の基準値において、高校卒業したら「ある一定のレベル」にすることを目標としています
・知識のOUTPUTの問題から、知識を土台とした答えを創り出し表現する問題に変化
→「思考力・判断力・表現力」の入試に変化
という感じの変化です。
というか途中で読む気がなくなるぐらいかたーいですね(苦笑)。
申し訳ありません。
なんにせよ、今までどおりの「知識入れ込みがた」の学習では高校生になってからの学習についていけなくなることは間違いありません。
私たちサナルバンコク校では、塾として見過ごせないこの未来にむけ、しかも自力で対策することがちょっと難しいと思うような「表現」「思考」の2つを、
○集団授業:小学4年生から中学3年生まで対策しています
○英語の力:Writing/Reading/Listening」の3技能に特化した英語の力で、小1から中3まで対策中
○読書作文の力:自分の考えを書く練習
(塾生のみんな、「いつもの論理思考」や「国語表現」「英語表現」はこのためにやっているんですよ!記述・論述するこを嫌がらないでいっしょにがんばりましょうね!)
今日も生徒の未来の成功に向けて、全力で邁進中です。