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「インター生に必要な学びは何か」をインター校に入学した学年ごとにザックリと解説(小学生編)

  • sanaru0067
  • Jun 28
  • 3 min read

インターナショナルスクールに通う、インター生に必要な学力とは何かを深掘りする回です。

ただ「いずれ日本の小学校・中学校・高校に通うことになる生徒」という前提で書きます。


反対意見があるのも分かっています。教育に正解はないので、あくまでバンコク校塾長の横洲(よこす)の意見だとお考えください。これまで200ー300名ぐらいのインター生を指導してきたこの8年間の経験に基づく私見です。


▼小学生 低学年でインター校に入学した生徒編

1、日本語の本を読むことの習慣化

2、数の量感を育む

「日本語の本を読むこと」を習慣化するのが必須だろうと考えます。どの国でも小学校・中学校の教育は「文字ベース」で行われているため、帰国後に「日本語を読むことが遅い」ために「他の子より時間がかかる」ことで「自己肯定感のDown」が起こりかねません。「英語ができる→すごい!」という自己肯定感を高めてくれる瞬間はそれほど日常生活に多くなく、日本語を読むのに苦労する機会の方が多くなりやすいので、保護者の方主導で「読書時間を勉強時間の確保より重視して」進めていきたいです。もちろん「読んでと言っても読まない生徒」が少なくありませんので、「家族の読書時間・親子の読書時間」を作って、その時間は家族の全員が読書以外しないなど、時間の使い方に工夫が必要になる場合もあります。

また、算数では「量感」を鍛えておきたいです。多くのインター校では宿題が出ず、学校内でのトレーニング量も全体的に少ないように感じます。低学年の間に「数の量感覚」だけは身につける必要があります。それを身につけておけばなんとかなリマス。



▼小学生 高学年でインター校に入学した生徒編

1、学校の授業を受けて理解できる英語力

2、友人とチャットやオンラインで話す英語力

3、日本語の本を読むことの習慣化

4、(中学生で日本に戻るなら)算数の単元学習

高学年からインター校に入学した場合、低学年生と異なり「すでに日本語が第一言語(母語)として定着している」ため、まず英語を英語のまま理解して行動できるように「英語にどっぷり漬かる学習」をするのが良いです。日本語は一旦横に置いても問題はほとんど起きないため、日本の学習に遅れるのではという心配も浮かびますがその心配を完全に無視して「ESL系授業を1年間で卒業すること」を目標に、英語の学習に勤しむのが最も良い学び方だと考えます。

そして、その1年間が終わってから、日本語での読書・日本のカリキュラムでの学習を考えるようにしましょう。算数は「必要単元」と「十分単元」(必要単元:絶対に必要、十分単元:あれば充分)をキッチリ分けて学び、キャッチアップしていくことをお勧めします




非常にザックリとではありますが、上記がインター校に通う小学生が意識しておきたいことではないでしょうか。



ただ、中学受験を考えているインター生は全く異なる学習の流れになるので、中学受験をお考えの方は次回ブログを読んでいただければ幸いです。



佐鳴予備校バンコク校 塾長 横洲(よこす)




 
 
 

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